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8月の国際・国内線利用率70.0% IATA旅客実績

 IATA(国際航空運送協会)の2021年8月世界旅客輸送実績によると、国際線と国内線の合計は、有償旅客の輸送距離を示すRPK(有償旅客キロ)が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)前の2019年同月と比較し56.0%減、座席供給量を示すASK(有効座席キロ)は46.2%減となった。ロードファクター(座席利用率、L/F)は15.6ポイント低下の70.0%だった。

21年8月の世界旅客輸送実績(19年比、IATAの資料からAviation Wire作成)

―記事の概要―
国内・国際線合計
国際線
国内線

国内・国際線合計

新型コロナウイルスにより例年割れが続く21年8月の航空需要(資料写真)=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 対象は日本を含むアジア太平洋と、欧州、北米、中東、中南米、アフリカの6地域で、航空会社の国籍を基準に調査。国際線と国内線の合計を地域別で見ると、アジア太平洋地域はRPKが78.3%、ASKが66.5%それぞれ減少し、L/Fは29.6ポイント低下の54.5%だった。

 L/Fは6地域すべてで2019年同月を下回った。欧州は14.4ポイント低下の74.6%、北米が8.6ポイント低下の78.6%、中東が26.0ポイント低下の56.0%、中南米が5.8ポイント低下の77.4%、アフリカがが11.5ポイント低下の64.0%だった。

 RPKとASKは、6地域すべてで大きく減少した。

国際線

 国際線は、全体のRPKが68.8%、ASKが59.0%それぞれ減少。L/Fは20.4ポイント低下し65.3%だった。地域別で見ると、アジア太平洋地域はRPKが93.4%、ASKが85.7%それぞれ減少。L/Fは44.9ポイント低下し37.9%だった。

 L/Fは6地域すべてで2019年同月を大きく下回った。欧州は17.7ポイント低下の71.5%、北米が18.0ポイント低下の70.3%、中東が26.2ポイント低下の56.2%、中南米が11.4ポイント低下の72.6%、アフリカが12.7ポイント低下の63.0%だった。

 RPKとASKは、6地域すべてで大きく減少した。

国際線地域別の19年比RPK(青:当月、赤:前月、IATAの21年8月旅客輸送実績から)

国内線

 国内線は、全体のRPKが32.2%、ASKが22.2%それぞれ減少。L/Fは11.0ポイント低下し74.7%だった。

 国内線の調査対象は、日本と中国、インド、ロシア、米国、ブラジル、豪州の7カ国。日本はRPKが59.8%、ASKが29.4%、それぞれ減少した。L/Fは34.9ポイント低下の46.3%だった。

 L/Fは7カ国とも2019年同月を下回った。中国は28.1ポイント低下の59.5%、インドは13.3ポイント低下の72.1%、ロシアが0.5ポイント低下の90.5%、米国が5.7ポイント低下の80.9%、ブラジルが2.6ポイント低下の79.9%、豪州が27.1ポイント低下の54.9%だった。

 RPKとASKはロシアのみ、2019年同月を上回った。

国内線国別の19年比RPK(青:当月、赤:前月、IATAの21年8月旅客輸送実績から)

関連リンク
IATA

・航空業界のコロナ損失22兆円 IATA事務総長「接種者の移動制限すべきでない」(21年10月5日)
・国際・国内利用率73.1% IATA、7月旅客実績(21年9月4日)

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